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星の唄さんから。
ウサギ団のところの企画「友朋千年祭」用にコラボ? というか、
星の唄さんのSSにうちの部隊メンバーも一緒に出演させていただきました。

普段の自分では書かなさそうな和やかな雰囲気で、意外な一面、という感じです。
それにしてもフェルマータさんはかわいいなあ。
こんな子に再行動されたら断れませんね!!

どうもありがとうございます!
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ある日、ナナイリアでの再行動
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遠くで、南国の果物のようにまぶしい色の服を着た少女が手を振っている。

「ソーダくーん」
ねこにわさんちのミィズィフィルちゃんだ。思わずこちらもおーい、と手を振って応えると、他の二人の兄弟もこちらに気づいた。

(実際、太陽のような子だな。)
向日葵の形をした杖をふりふり向かってくる姿を遠目にして思う。
この子が現れるだけで、辺りが一気に明るくなるのは気のせいじゃないだろう。

こちらに駆け出した妹を、フィントくんがやや早歩きで追いかけて来る。シグさんの方も、ゆったりとこちらに向きを変えて歩いてくる。

「ソーダくんたちも来てたんだね!」
「あの……こんにちは。宿屋では……えっと、いつも、お世話になってます。」
二人に続き、大鷲使いと呼ばれるその人もようっと発し軽く手をあげた。
思わず笑顔になって挨拶を返すとぼくらはそのまましばらく談笑していた。

なんといっても今日はお祭りなのだ。

                 * * *

ぼくらが話をしている間後ろで控えていたフェルマータさんは、もぞもぞしていたが、もう待てないとばかり前に出て来て言った。

「しぐ、食べるか」
「!?」
何かと思ったら、シグさんに出店で買った焼き鳥を渡したかったらしい。

「ああ、すまんな」
シグさんは頬を崩して受け取ると、一口で平らげた。

「ん」
なにを思ったか、フェルマータさんはもう一串差し出す。
じーっとつぶらな瞳で見つめて、受け取ってくれるのを待っている。

「ああ」
シグさんはまたそれだけ言うと、今度は少しゆっくり食べた。
フェルマータさんを見て目じりに少ししわがよっているのが見てとれる。

「ん しぐ、もっと食べる」
「ちょw」
ぼくは思わず、だめだよーフェルマータさん、無理に食べさせちゃと言ったが、
シグさんの方は気にした様子もなくまた言った。

「ああ」

(――この人は、いつもこうだ。戦場でもまったく嫌そうな顔ひとつしない…)
思わず、はっとしてフェルマータさんの後ろで頭を下げると、シグさんは軽くうなずいた。

下の兄妹も二人のやりとりを微笑んでただ見つめている。

「しぐ、おいしいか?」
ついには抱きつかんばかりの距離でそう言われると、さすがのシグさんもたまらなかったのだろう、

やっぱり「ああ」と、言って今度は大口を開けて笑った。


ぼくらもつられて笑った。

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登場人物(敬称略):
“大鷲使い”シグ・ターナー
“銀月夜”フィント・ユーセラ
“向日葵の杖”ミィズィフィル・ユーセラ
 (ねこにわ小隊 103xより友情出演)

“灰ねこ”フェルマータ

語り:
“星詠み”ソーダポップ(星の唄 1pq7)

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作者:星の唄(1pq7)
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