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クリスさんから。
第3期中盤戦にて同じ部隊のメンバーに送ったメッセージに対するレス。
フィーナさんのメッセージを見てから書いてくれたということで、微妙にシーンがリンクしている。
決して多くはない文章だけどそれぞれの返してくれたものを読むことで、
ゲーム内だけでは淡々としたものになりがちな戦闘もかなり格好良く見えてくるというものだ。


◆ねこにわから送ったメッセージ

◆フィーナさんからいただいたもの

◆雪慎さんからいただいたもの

――刻碑暦998年8月下旬 マッカ連邦王国 西部

「俺から君たちに要求することは何もない。どんな状況であれ、俺なりの最善手は打たせてもらう。以上だ」

騎士を退役したという彼。
母国を出、今やセフィドの英雄と呼ばれる彼。
彼の目に、私の騎士道は、私の忠義はどう映っているのだろうか。

数度、彼と戦地を共にすることはあったが、それでも声を交わすことはあまりなかった。

明朝にはマッカの精鋭が私達の前に顔を見せるのだろう。
その見渡す限りの荒地を眺める。

教会騎士として、客員騎士として幾度の遠征を重ねても、この悪路に慣れることは敵わなかった。

「温室育ちのお嬢様」

かつて呼ばれたその言葉が頭をよぎった。
否定すらできない自分を呪い、ギリと歯を食いしばる。
全くもってその通りだった。
いくら鍛錬を積み、いくら手合いを積もうとも、最後には実戦経験の差が重くのしかかる。


せめて、せめて何か一つ。
「この一声が彼の一助に足り得るならば」。

一つの決意を胸に。クリスは顔を上げた。


ふと先を見やれば、<封印の剣>と名高い一人の女性が祈りを捧げている姿が目に入る。
教会などあるはずもないこの場所でも、祈りることはできるのだ。

ありあわせで簡素な十字を建て、彼女に倣って祈りを捧げた。
願わくば、この争いが早く終結してくれることを、と。
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